FXの始め方!初心者向けに基礎知識を徹底解説
FXを始めようとしても、先入観などから取引開始に至らない方がいるのではないでしょうか。
本記事では初心者向けにFXの始め方として、さまざまな基礎知識を解説します。
ぜひ最後までお読みになり、FX取引を始めてみてください。
まずはFXの基本知識を身につける
FXは購入した通貨を売ったり、売った通貨を買い戻したりして利益を目指す取引です。
これは海外旅行の際に日本円を外国通貨に両替することと同様です。
例えば、1米ドル100円のときに1万米ドル分を買ったとします。
この状態では100円×1万通貨分で100万円の取引をしたことになります。
その後、1米ドル120円になったタイミングで売ると、120円×1万通貨分となり120万円が入ってきます。
このケースでは20万円の差額が発生し、利益となります。
FXではその利益を「為替差益」と呼びます。
ちなみに、1米ドル100円から1米ドル120円になることは、米ドルに対する日本円の価値が下がった円安の状態です。
なお、FXは買いだけではなく売りの状態で利益を狙うこともできます。
売りポジションを持っている場合は、相場が下がることで利益を出すことが可能です。
いずれにせよFXは2国間の通貨を売買して、その差額で儲けを出す取引になります。
FXの取引に必要なもの
FXを始める前に、下記の3点をご用意ください。
最低限必要なものですので、確認しておきましょう。
口座
口座をつくらずにFXで取引はできません。
この口座はFX会社を通じて開設します。
また、口座を開設できる会社は金融庁から許可を受けている業者です。
後述でFX会社の選び方をご紹介しますので、ご確認ください。
資金
口座と共に最初の資金をご用意ください。
資金と聞くと多額の予算を用意する必要があるように思えますが、FX会社によっては数百円程度から取引できる場合があります。
無理のない範囲で資金を用意してください。
取引に慣れれば「レバレッジ」をかけて少額でも大きな利益を狙うことが可能です。
スマホやパソコン
FXはスマホやパソコンを使って取引を行います。
近年ではFX会社からスマホアプリが提供されていることが多く、外出先や隙間時間でも取引が可能です。
口座開設もスマホからできることがあるため、FX取引のハードルが下がっているといえます。
FXで取引するまでの5つの流れ
FXで取引をする際は下記の5つの流れに沿って進めましょう。
1.口座を開設する
口座開設は、好みのFX会社のサイトから行います。
前述のとおり、スマホやスマホアプリからの申込みができるため、手軽に口座開設ができます。
また、口座開設に手数料などはかかりません。
口座開設の際はマイナンバーや本人確認書類などの提出・アップロードが必要ですので、あらかじめご用意ください。
なお、口座開設の申込み後は審査が行われます。審査に通過すると口座開設という流れです。
2.資金を入金する
口座開設後は元手となる資金を入金します。
こちらもネットバンキングに対応している口座であれば、わざわざ銀行に出向いて入金する必要がありません。
なお、入金額は損失がでても問題ない範囲にしてください。FXは場合により元手以上の損失を出す可能性があるからです。
初心者であれば、数千円や数万円程度から始めて損失のリスクを低くしていきましょう。
3.取引スタイルを決定する
FXには主に4つの取引スタイルがあります。
・スキャルピング:数秒や数分単位の超短期売買
・デイトレード:数時間~1日単位の短期売買
・スイングトレード:数日~数週間単位の中期売買
・ポジショントレード:数か月~1年単位の長期売買
上記の取引スタイルはそれぞれのメリットやデメリットがあります。
初心者であれば、デイトレードやスイングトレードなどで取引の経験を積んでみてください。
4.通貨ペアと取引金額(取引量)を決定する
取引スタイルを決めたら、取引をする通貨ペアと取引金額を決めます。
最終的にはご自身の好みや分析結果によりますが、初心者は「米ドル/日本円」「ユーロ/日本円」など取引量が安定している通貨ペアがいいでしょう。
取引金額は入金した金額をもとに決めてください。
レバレッジをかけるかどうかによっても取引金額が変わります。
5.注文する
FXにはさまざまな注文方法があります。
・成行注文:現在のレートで注文
・指値注文:売買価格をあらかじめ設定して有利なレートになったら注文
・逆指値注文:売買価格をあらかじめ設定して不利なレートになったら注文
・OCO注文:指値注文と逆指値注文を同時に出していずれかが成立したら一方をキャンセルする注文
・IFD注文:利食いと損切りの注文をセットにして出す注文
・IFDO注文:OCO注文とIFD注文を組み合わせた注文
初心者であれば成行注文や指値注文、逆指値注文、OCO注文あたりから挑戦してみましょう。
FX会社の選び方
FX会社は多岐にわたるため、自分に合う会社を見つけることが難しく感じるかもしれません。
FX会社を選ぶときは下記の点に着目してみましょう。
・取引コストが安いか
・スワップポイントが高いか
・スプレッドが狭いか
・約定率が高いか
・サポート体制が充実しているか
・初心者向けのコンテンツが充実しているか
上記はいずれも初心者にとって安心材料になります。
取引コストがかさめば手元の利益が目減りします。
スワップポイントは2国間の金利差調整分であり、場合によってはポジションを保有しているだけで利益を得られます。
約定率は注文が成立する確率を意味していますので、思い通りの取引がしやすいかどうかを判断できます。
サポート体制やコンテンツの充実は、取引をするうえで頼れる部分になります。
上記のポイントを中心にFX会社を見極めてみましょう。
FXの取引を始めてみよう
FXで取引する流れを理解した上で、口座や資金を用意します。
取引スタイルや注文方法について学習を進めて、自分に適するものを決めましょう。