取引手数料が0円ならば、投資家にとって余分なお金を払う必要がありませんので、利益を出しやすくなります。
取引業者はどうやって利益を出しているのでしょうか?
為替取引においては、売値と買値というのが存在しています。
これは、よくニュースなどで本日の外国為替は1ドル110円10銭から15銭の間で推移しています。
と聞くことがありますが、この110円15銭というのが買値に当たり110円10銭というのが、売値に当たります。5銭の開きがあります。
この差額が業者の利益になるのです。金額が小さいと思う人もいますが、これは1通貨の値段であってこれが100万通貨1000万通貨と量が多くなって来れば来るほど、金額が大きくなってきます。
これが取引業者の利益になっているわけです。
為替市場はインターバンク取引の市場です。
インターバンクというのは、その取引が金融機関同士で行われているということです。インターバンク取引が行われることで、為替市場ができてきます。
この金融機関同士の取引は相対取引になりますので、1対1の取引ですから自分たちが好きな金額がつけられるわけです。
そして相場ができて、私たちは取引業者のシステムを利用してFX取引を行うことになります。
FX業者の取引の仕組み
私たちがFXの取引を行うということは、インターバンク市場の相場を利用して取引を行っています。
私たちはFXの取引業者と契約(口座開設)を行って取引業者のシステムを利用し、FXに参加しているわけです。
これも利用者と取引業者との相対取引になります。通貨の売値と買値の差額が何銭でいいから、システムを利用して取引したいという契約になるわけです。
この売値と買値の差額分をスプレッドといいますが、FXで売買を行うと約定した時点でこのスプレッド分のお金が業者にわたることになります。
取引通貨量が多ければ多いほど、取引業者にたくさんのスプレッド分のお金を支払わなければなりません。
逆にこのスプレッド分が、取引業者の利益になっていくわけです。
ですからこのスプレッドの差額分のお金は、取引業者によっていろいろになっています。
レートがそのまま取引金額になるのではなく、約定した時にスプレッド分の手数料を払っているということを覚えておきましょう。
レートを見るときには売買の差がどれぐらいあるのか、注意してみましょう。
また取引業者を選ぶときは、この売買の差が少ない業者を選ぶのがポイントになってきます。